空スク 野村忠宏 少年愛小説


時計を見れば針は夕方の六時を指している。「七重…」。

「――それで?樋口が言っていたおまえの『お願い』とは?」。「知らない!僕本当に何も…」。赤星は苦渋の決断といわんばかりに、眉間に深い皺を寄せていう。「奏にそう言われると、嬉しいね」。すると海王は、由良の薄い桃色の頬に唇を寄せてから、こう答えた。頭に血が上り、心臓がドキドキと大きな音を立ててうるさいくらいだった。また、何千もの人々が死ななければならないのだ。

「我々も西原くんと賭をしていたんだよ!西原くんは約束してくれたんだよ、学業でも芸能でもスポーツでもなんでもいい、自分を打ち負かす者がこの学校にいたら編入してくれると!」。分からないから、聞いているのに。「そんな君だが、他の人間よりも優れているところを今度は見てみたらどうだ?並はずれた美貌に、なめらかな肌、感じやすい肉体、悩殺的な声の魅力と、素晴らしいセックス。君と寝てみたい男は大勢いるだろうな。だから君は、君に甘い男たちを手玉にとって、巧みに世渡りをしていけばいいのだ」。「ええっ?何だそれは?私は聞いてないっ」。

「…ごめんね優一」。優一の腕を引っ張るようにして立たせ、紺色のストライプ柄のネクタイを直し、申し訳なさそうに立花が言う。「………」。「そう、それだっ!」。助手席には高敏が、後部座席には嘉瑞と佳実が肩を並べて座っていた。「神谷っ、外から変な音が聞こえる!」。

南に抱き締められて、信介はうっとりとしている。ソファに座る彼の脇に飛び込む拓哉に、神谷はあわてて周りを見回す。これ以上は我慢できないと諒が思いつめた時だった。諒は言いながら、今は亡き和泉のことを思い出していた。

「徹夜で仕事をする時もあるだろう。忙しいビジネスマンは」。


ボーイズラブ小説作品紹介


超ブラコンの聖・パパンドレウは16歳になって敬愛する兄のセフィエスが恋人と暮らす日本へ留学する。兄の恋人の雪耶をイジメるはずが、家庭教師としてつけられた国際弁護士の一ノ瀬明良に思いっきり子供扱いされ、しかも明良は聖に『我を忘れるような恋』に落としてやると宣言して乱暴する強姦野郎で――!?優しい一面を見せながら強引なHをする明良に聖は戸惑い……。

タイトル:天使と魅惑のロマンス
著 者 名:上原ありあ
レーベル:ダリア文庫e
発 行 元:フロンティアワークス

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